
沖縄の家賃、高くなりましたね。
本日の新聞に、おきぎん経済研究所がまとめた2025年度の県内賃料動向の記事が掲載されていました。
その中で目に留まったのが、新築3LDKの平均家賃が11万円を超えたという数字です。
那覇市や浦添市で10年ほど前に部屋を借りたことがある方なら、最近の家賃を見て「こんなに高かったかな?」と感じることもあるのではないでしょうか。
私も仕事柄、賃貸物件を見る機会がありますが、特にファミリー向けの物件は以前と比べて高くなったなと感じます。
家賃が10万円前後になってくると、ふと思うのが、
「これくらい払うなら、家を買うのもありなのかな?」
ということ。
もちろん、賃貸にも購入にもそれぞれ良さがあります。
今回は沖縄の家賃上昇をきっかけに、賃貸と売買について少し考えてみます。
沖縄の3LDK、家賃11万円超の時代に
記事によると、おきぎん経済研究所がまとめた2025年度の県内賃料動向で、新築3LDKの平均家賃は11万5,500円。前年度から7.1%上昇したそうです。
一方、中古の3LDKも9万2,600円となっています。
特に新築は供給が少なく、ファミリー向けを中心に需要が根強いことも、家賃を押し上げる要因になっているようです。
10年ほど前の那覇市や浦添市の賃料を知っている方からすると、現在の募集賃料に驚くこともあると思います。
なぜ沖縄の家賃は上がっている?
新聞記事では、その背景として地価や資材価格の高騰などが挙げられていました。
土地が高くなり、建物を建てる費用も高くなる。
当然、新しくアパートやマンションを建てる家主さんの負担も大きくなります。
さらに、今後は金利の影響も無視できないと思っています。
借りる人からすると「家賃が上がって大変」という話ですが、ローンを利用してアパートを建築・購入している家主さんも、金利が上がれば返済負担が増える可能性があります。
加えて、修繕費や設備交換、人件費なども上昇しています。
そう考えると、今の家賃上昇は単純に「家主さんが家賃を上げている」という話ではなく、不動産を所有するコスト自体が上がっていることも一つの背景だと思います。
月10万円の家賃なら「買う」も一度考えてみる

毎月10万円前後の家賃を払うのであれば、一度くらいは「家を買った場合はいくらになるんだろう?」と比較してみてもいいと思います。
例えば、月々10万円・金利年1.4%・40年返済・ボーナス払いなしで単純計算すると、借入額は約3,674万円になります。
もちろん、住宅ローンは年収や年齢、勤務先、他の借入などによって審査結果が変わりますし、変動金利の場合は将来金利が上昇する可能性もあります。
また、購入すれば固定資産税や修繕費、マンションなら管理費・修繕積立金なども必要です。
それでも、例えば3,000万円前後の中古マンションや中古戸建てを購入し、自分好みにリフォームして住むという選択肢も考えられます。
ただ、賃貸だけではなく売買物件も高くなっています。
ですので、「家賃がもったいないから絶対に買った方がいい」という単純な話ではありません。
賃貸と売買、どちらが正解という話ではありません
転勤の可能性がある方や、家族構成がまだ変わりそうな方なら、気軽に住み替えられる賃貸には大きなメリットがあります。
反対に、沖縄に長く住む予定があり、ある程度生活が固まっている方なら、購入を比較してみる価値はあると思います。
最近では50年返済の住宅ローンを取り扱う金融機関も増えており、住宅価格が上がる中で、月々の返済額を抑える選択肢も広がっています。
若い方ほど長い返済期間を組みやすいため、20代から住宅購入を検討する方もいます。
ただし、返済期間を長くすると総支払利息が増えやすくなります。
「月々払えるか」だけではなく、将来まで考えて住宅ローンを組むことが大切です。
そういえば、昨日の新聞には東京23区の新築マンション平均価格が2億6,520万円という記事も出ていました。
2億6,520万円……すごいですね(笑)。
沖縄とは全く違う市場なので比べるものではありませんが、最近は賃貸にしても売買にしても「住まいにかかるお金」が大きく動いているなと感じます。
売却するときも「買う人の目線」が大切
そして、ここは不動産を売却する方にも関係する話です。
私たちが売主様から不動産をお預かりして販売するとき、単に「この地域の相場は坪○万円だから、この価格で売りましょう」だけでは十分ではないと思っています。
その価格で買主様の住宅ローンはいくらになるのか。月々の返済はいくらなのか。中古住宅ならリフォーム費用を含めて購入できるのか。
こうした「買う側の事情」まで考えることが、実際の販売ではとても重要です。
例えば、販売価格を100万円上げた場合、売主様にとっては「100万円高く売れる可能性がある」という話ですが、買主様にとっては住宅ローンの借入額や月々の返済額が変わります。
逆に、価格だけを見ると少し高く感じる物件でも、住宅ローンの組み方やリフォーム費用を含めた資金計画によっては、購入候補になることもあります。
売主様にとって良い条件で売却するためにも、買主様がどうやって購入するのかまで考えて販売する。
これは、私たちが査定や販売活動をするうえで大切にしていることの一つです。
沖縄の家賃が上がっている今、賃貸と購入の境目も少しずつ変わってきているのかもしれません。
賃貸がいいのか、売買がいいのか。
今売るのがいいのか、まだ持っておくのがいいのか。
答えは、その人の状況によって変わります。
まずは今の家賃や住宅ローン、不動産価格を知って、「自分の場合はどうなんだろう?」と比べてみること。
そこから考えてみるのがいいと思います。
家賃が上がっている今、「このまま賃貸がいいのかな?」「購入した場合はどうなるんだろう?」と、一度考えてみるのもいいかもしれません。
現在、当社で販売している物件についても、「この物件なら月々の返済はどのくらい?」「今の家賃と比べたらどうなる?」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
賃貸にも売買にもそれぞれ良さがありますので、ご自身に合った住まい方を考えるきっかけになれば嬉しいです。


